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July 25, 2004
コモンズ
ローレンス・レッシグ (著), 山形浩生 (翻訳),”コモンズ”からのメモ.
■共有地の悲劇の誤謬の指摘
こうしたモデルをきわめて危険なものにするのは---特にそれが政策の基盤となるたとえとして使われるとき---分析のために固
定と想定されている制約条件が,経験論的な実際の状況においても本当に固定されていて,外部の権威でないとそれらを変えるられないと受けとられてしまうこ
とだ.(注p4より)
social scienceをやる人間は,これを忘れないようにしないと.
■e2eを実現するプロトコル
もっと重要なこととして,このプロトコルは多くのマシンがトップダウンのコントローラ無しに,共通のリソースを共有するための手
段となっている.誰も,あるマシンにこっちのマシンより先に利用ライセンスを発行したりはしない.イーサネットのネットワークを使う権利を売るためのシス
テムも要らない.むしろ,多くのマシンがトップダウンのコントロール無しに,この共通リソースへのアクセスを共有して,利用を協調させている.(p129
-130)
この記述でAIとか通信系の人がエージェントベースアプローチな研究をしている理由がわかった.
Posted by ysk5 at July 25, 2004 04:48 PM