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August 20, 2004
有限と微小のパン
ひとまずSMシリーズ読了.
やっぱり創平くんと真賀田四季の絡みは面白い.
四季シリーズも期待しよう.
狂おしいほどに同意.
子供で夢を見る親は,もう「親」という生き物だ.それは人間の生を放棄している.ついつい人は,そうした装飾に包まれた安楽を望む.
何故か?
それが楽だからだ.
子供に夢を託した方が,自分が夢を実現するよりも楽だからだ.
(p.144)
システムズ・アプローチですね.
「すべての問題は,現実と理想のギャップに帰着する」犀川は淡々と言った.「したがって,問題の解決には,通常,二通りのアプローチが存在する.現実を変更するか,あるいは,理論を変更するか,そのいずれかだ」
(p.405)
これも同意.
「方程式を組み立てる.あとは,コンピュータが解いてくれる.答えを求めることは,計算と同じで,高等なレベルの仕事ではないんだ.いつも言っているけど
ね,人間の能力とは,現象を把握すること,そして,それをモデル化することだ.現象と現象の関係を結ぶことだよ.それはつまり,問題を組み立てる,何が問
題なのかを明らかにすることだ.それができれば,もう仕事は終わり」
(p.459)
Posted by ysk5 at August 20, 2004 10:33 PM