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September 06, 2004

人間は笑う葦である

土屋賢二,「人間は笑う葦である」,文藝春秋,2001年.

1日2冊のペースで土屋賢二の本を読むのは,多分やめておいた方がいい.

最後まで熟読する読者には強い忍耐力があると思われるかもしれないが,それは大きな間違いである.こういう人は,有害図書はなめ るように読むくせに文部省推薦図書は2ページと読めないタイプであり,カントの『道徳形而上学原論』を読むよりは昼寝の方を好み,一度にうどんを50杯食 べられないタイプである.忍耐力があるというより,判断力に問題があるといった方がよい.(p.7)
男の場合,容貌はあまり重要ではないと考えられている.現に「男は頭!」というポスターが近所の散髪屋に貼ってあったほどだ(靴屋なら「男は靴だ!」,幼稚園なら「男は幼稚だ!」,ゴミ処理業者なら「男はクズだ!」というポスターを作るだろう).(p.86)

Posted by ysk5 at September 6, 2004 01:15 PM