« 誰とはいわないけど | Main | 着ムービー »
October 07, 2004
某特論第2回レポート
もう送ったので,ここに転載しておくことにする.
今回の講義でディスカッションを行った.”日本の現状を打開するには”というテーマだった.説明を受け,私は驚いた.
なぜか?このディスカッションは,日本の現状および理想に対する認識を共有することなく,打開するための解決策を考えるものであったからだ.私はディス
カッションでは,相手の話を聞き,相手を説得する,相互理解が重要であると考える.そして経営システム工学のシステムアプローチでは,現状と理想のギャッ
プから解決策を考える.
果たしてディスカッションは行われ,解決案が生み出された.無理矢理にコンセプトをまとめ上げた,論理的説得力に欠ける,見せかけのものだった.現状お
よび理想状態の相互理解なしに行われた結果である.
私たちはこのディスカッションから,何を得たのであろうか?少なくとも日本の現状を打開する解決策ではないことは確かである.わずかに期待できるのは,
ディスカッションの様式の習得のみであろう.
ちなみにタイトルは,”形式のみのディスカッションから解決案は出るのか?”だ.
Posted by ysk5 at October 7, 2004 10:46 PM