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October 14, 2004

某特論レポート(2)

書いたので転載しておく.
タイトルは”過去の成功要因は将来の失敗要因である”.

 成功したがゆえに失敗を犯すということがある.しかもヘマをしでかしたのではなく,うまくやっていたのに,である.
 ハーバード大学のクリステンセン教授が著した”イノベーションのジレンマ”では,優良企業が優良であるがために失敗を犯す,というジレンマをとりあげら
れている.そこには例として,優良企業は現在の顧客満足を追求するがために,過剰な製品・サービスを提供していることに気づかずに,当該市場のローエンド
の顧客からなる次世代の市場を後発企業にとられてしまうという話が書かれている.
 今回の講義では,日本がイギリス病であるというお話をしていただいた.私はその原因の理解のために,日本はイノベーションのジレンマにはまっていると捉
えることができると考える.
 とするならば,日本の過去の成功要因は将来(現在)の失敗要因であり,企業経営に利用ときには,この点を理解したうえでの応用が必要であるといえるだろ
う.

前回の授業あたりから,評価がすこしポジティブになりつつある.
工場見学に行ってもいいかもしれない.
しかし上場企業の会長さんが,”わたしインターネットとかダメなんで...”っていうのは,ダメじゃないか?
世代的にかなりきついとは思うけれども...

Posted by ysk5 at October 14, 2004 11:32 PM