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December 02, 2004
某特論レポート(7)
書いたので転載.
今回も15分程度で.
ネタがあると楽です.
前回の講義はけっこういいと思ったけど,レポートはcriticalに.
タイトルは”ブレークスルーマネジメントには方法論が必要であり,TQMは方法論ではない”で.
前回レポートでブレークスルーマネジメント(以下BTM)に方法論が求められて いると書いたが,”小生はTQM手法を採用致しました”とのコメントをいただいた.これについて2点指摘したい. まずBTMはブレークスルー(以下BT)を起こすことではない.TQMはBTを起こすには有効かもしれないが,BTMは明らかにBTをマネージすることであり,マネジメ ントには事象を目的に従い制御することが含まれる.今回の文脈ではBTMにはBTを起こすことが必要であると気づく活動が含まれるべきである. また,TQMは方法論の要件を満たしていない.コメントでも”手法”とあるようにTQMはツール/技術の集合体で,ある状況に対してどのようにしてTQMを導入すればうまくいくのかについての確固とした方法がない.この意味でTQMは方法論の要件を満たしていない. BTMを巡っては依然として手法が存在するのみで,方法論が求められている.
Posted by ysk5 at December 2, 2004 07:44 PM