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February 08, 2005
お仕事の行きと帰りとその最中に思いついたアイディアについて
メモるよ.
■process layerにおけるタスク実行
single-loop learningの本質を既存枠組みのなかでの最適化とし,double-loop learningの本質を解釈枠組みの変更であるとするなら,これらの学習の効果をみるためには,タスクの実行に関して以下の2つの観点から整理する必要がある.
1.正しくタスクを認識することの困難性
2.正しい認識下での能力(資源)的実行困難性
これより,実験のセッティングにおいて,以下の4つを意識しなければならない.
a) 1.の解決のみで実行可能
b) 2.の解決のみで実行可能
c) 1.と2.の解決で実行可能
d) otherwise
■各layerでの学習
各layerごとの学習のスピードは結果(振る舞い)にcriticalな影響をもたらすだろう.
このとき,そのパラメータをどう設定するかについて直感的に3つのアプローチが浮かぶ.
i) 実証研究から決定する
ii) 決定的なパラメータとして所与とする
iii) それ自体が探索対象として,学習を行わせて,決定する
i)は文献調査,ii)は探索的パラメータ決定,iii)は規範的なアプローチが特徴.
全てをやって,ii)とiii)を中心に利用する.
■実証研究とシミュレーションベースの研究の違い
実証研究は観察者としての視点から,その変化を分析する.
シミュレーションベースの研究は組織内の変革者としての視点から,その変化を起こすことを目的とする.
ということが一般にいえるような気がする.
■resource-based viewとorganization learningの関係
resourceの制約を乗り越えるための企てとしての組織学習という考えが,RBVには暗黙的に含まれているのではないか?とおもった.
とりあえずバーニー大先生のpaperを読んでみよう.
Posted by ysk5 at February 8, 2005 11:27 PM