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March 13, 2005
逆シミュレーション手法の説明のシート作成のためのメモ
はるか遠い日の私のために.
しかし,正直このくらい時間とシートをさかないと,研究のアプローチ・思想についておそらく理解していただけないのではないか,と思う.
Sh.1:何が問題で,何を明らかにしたいのか
- とくに社会科学の領域では現象を説明するパラメータに関心がある
- どういう条件で大規模な火災につながるのか?
- どういう条件で大量の感染者が発生するのか?
- このパラメータをどうやって発見するのかが問題
- 問題の解(現象)はわかっている
- 逆問題的
- 逆シミュレーションによるアプローチ
- 現象を再現させて,再現したときのパラメータを見る
- 大規模な火災をシミュレートして,そのときの条件を調べる
- 大量感染の様子をシミュレートして,そのときの条件を調べる
- 候補としてのパラメータ群を進化させることで,現象を再現するパラメータを探索する
- GA(遺伝的アルゴリズム)
- バーチャルなシミュレーション
- プロセス・トレーサブル
- 現象を再現させて,再現したときのパラメータを見る
- わからないパラメータを進化させる
- わかるパラメータ
- どういう状態を大火災というか(火の大きさとか)
- どういう状態を大量感染というか(感染者の数)
- わからないパラメータ
- まわりにどういうものがあるのか
- 感染者の属性(大人,学生?)
- わかるパラメータ
- 組織の適応状態はわかっている
- どういう要因がどの程度の影響を与えて組織の適応を実現するのか
- 要因
- 学習の種類
- 多様度
- 組織の大きさ
- 組織構造の特徴
- 構成員の能力
- 影響の程度
- 適応度の上昇の程度
- 適応収束スピードの違いの程度
- 要因
- プロセスをトレースすることで,挙動を分析可能
Posted by ysk5 at March 13, 2005 09:57 PM