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April 07, 2005
ドラフトのドラフト
”方法としての進化”では,かなりしっかりと進化概念を社会科学の領域にとりいれるにあたっての検討が行われていて,非常に興味深いことが書かれているので少し考えた.
で,きょうは酔っぱらってないけど,ちょっとシミュレーションの時間的経過の解釈について整理ができたのでメモ.
GAにおける進化の実装を考えたとき,その時間的経過の意味することが問題となる.
より具体的に言うならば,遺伝的操作のタイミング・間隔が問題となる.
なぜならこれがある意味での進化のスピードを規定するからで,これが適応および適応までの時間に影響を与えるからだ.
ところで,組織の特徴を考えるとき,組織の慣性とか,官僚制とは実は組織学習の存在がレアな組織のことであるとか,ネットワーク型組織はそのノード的な特徴よりも学習を頻繁に繰り返すことの方が本質的には特徴として考えられるとかいうはなしがある.
以上をふまえて.
組織が学習することで環境へと適応することを考えるモデルにおいて,遺伝的操作を学習のメタファーで用いるときに,学習が行われるタイミング・間隔を決定するパラメータこそ重要であり,これを事前的に所与のものとして与えることは,かなりナンセンスではないか.
適応へのキーとなる要因にそのパラメータがあり,また組織の特徴をそのパラメータからとらえることができることからも,このパラメータはチューニングの対象であり,適応した組織のこのパラメータを探索するための枠組みを備えることが必要になる.
で,このパラメータをメタGAなアプローチで進化的に探索させていくというアイディアがポイントになってくる.
ここまでで,時間切れ.
あしたの健康診断のために,風呂はいって,クソして,寝ます.
Posted by ysk5 at April 7, 2005 11:22 PM
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