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April 20, 2005
システムアプローチによる研究の分類
焼き肉食べてきたので,自宅で不足したアルコールを補給しながら,きょうの通学時間に思いついたことをメモ.
よくまとまっていないけど,酔っぱらいクオリティだから,気にしない.
まずはシステムアプローチを示したい.
このとき,理想的状況の記述モデルを指向するものをType A,解決策を指向するものをType Bとしよう.
基本的に,問題状況自体についての理解が行われていると考えたときには,Type AよりもType Bが指向される.
さいきんの僕の考えているところである,進化的アプローチの方法論的検討に絡むことだけど.
ちょっと分類すると,研究には
- Bに見えて,Aである研究
- Aをふまえて,Bである研究
の2つの類型が存在する.
進化論的アプローチでは,本来的には”Aをふまえて,Bである研究”が望まれているというのに,”Bに見えて,Aである研究”が多くないであろうか,と考えた.
学習の生起に対するナイーブな期待でも書いたのだけど,学習に対するある種の理想状態の想定は,”Bに見えて,Aである研究”でしかない.
求められているのはむしろ,”Aをふまえて,Bである研究”であって,理想状態の実現のための研究である.
これはある種のパースペクティブや問題の認識の問題で,(1)disciplineに囚われていたり,(2)ある種の通常科学的なリサーチが引き起こしている事態であると考えられる.
で,その進化的アプローチの方法論について検討を加える余地が多分にあり,また必要ではないだろうかというのが,僕の考えだ.
Posted by ysk5 at April 20, 2005 10:31 PM
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