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May 24, 2005

θは遊んでくれたよ

森 博嗣.「θは遊んでくれたよ」.講談社,2005年.
在の森センセに感じている想いは,ファンガール以後からライカールト以前までのバルサに感じていた想いと同じだ.
ファンガール以後からライカールト以前までのバルサは,フットボールじゃなくて球蹴りをやっていて,ファンガールのときの攻撃的で美しく魅力的なフット
ボールからはかけ離れていた.ファンガールのときには,負けたとしても,しょうがないかというような気になったけど,へっぽこカテナチオを展開して負けて
いるときには,なんでこんなことして負けているんだろう,と可哀想な気持ちになった.
それは,バルサがエクセレントでファンタスティックであったということを感じ,想っていたからこその哀しみかもしれない.あのときのあのバルサはどこに
行ってしまったのだと.
簡単に言うと,意味なしジョークを書いてください,ということだ.

「つまり,宗教的ってことになるかな.宗教って,どうして人の命をあんなに軽く扱うのかって考えたことがあるけど」
「それはそうでしょう.死の恐怖から人を救うために存在する仕組みなんだから,当然ながら,命の軽さを主張する論理になるんじゃない?」
pp.187

Posted by ysk5 at May 24, 2005 07:53 AM

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