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April 25, 2006
研究会ゼミログ(060424)
これもログしておく.
CAMCaTのグループの回で“マーケット研究への期待”とのこと.
その中で消費者グループにおける研究の方向性について,消費者行動プロセスの検証を行う,とのお話だったんだけど,これについて.
ちょっと口調がきつくなって(たたみかけるようになってしまって),伝えたいことが伝えられなかったようなきがする.でも,伝えたかったので,たぶんそうなったのだと思う.
検証という言葉は,明らかに問題点を判明させるためのことばで,すなわち気づきとして問題の所在を感じていることからくる行動だと思う.
であるならば,何を問題と考えているのか?ということと,それが(現状が)なぜ問題となっているのか,すわなち目的(ゴール,意図)はどうなっているのか,ということを知りたいと思った(思っていた).
よく使われる“現実のhogehoge”という言葉でいわれている“現実”とはいかなる事態/現象なのか明らかにしなければ,“それは工学ではない”,“それは本質的でない”とその場面での工学の定義と本質の意味を示さずに批判の(否定の)ための批判(否定)しているのと同じであると思います.
問題であるかどうかというのは,明らかに目的に依存する.僕が訊きたかったのは,その研究の目的(大きなゴールからブレークダウンされた小ゴールまでの構造体)であり,その目的のために今認識している障碍(あるいは障碍の構造体)が何であるのか,ということです.そういう意味では発表者のお二人の説明(M1の)はいずれも納得のいくものではなかったです.行動プロセスをいろいろ選択出来るようにする,っていうのがどういう意図で,どの問題を解決するためのアクションなのか,わかりませんでした.
なかなかにむずかしいことだとは思うけれど,研究プログラムってのはこのようなアプローチですすめていくものかな,と思うし,であるからこそプログラムとして皆でやっていく意味があるのだと思う.
書いてみたら,考えがまとまったので,直接言おうと思う.っておもったけど,大してまとまっていないな.
Posted by ysk5 at April 25, 2006 09:36 AM
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Comments
何が問題であるかとか、目的であるかとか、認識するのって難しいですよね〜
目的を達成したり問題を解決したりするプロセスが楽になるので、それが明確であればあるほど良いことと最近薄々実感しつつあります。
僕自身は、問題や目的を知るにはまだまだ子供なのでまだまだ勉強して明確にできるようにせねば・・・
Posted by: yY at April 25, 2006 04:10 PM
>何が問題であるかとか、目的であるかとか、認識するのって難しいですよね〜
そういうのが,研究室でのトレーニングかな,と思います.がんばってくらさい.
Posted by: ysk5 at April 25, 2006 07:23 PM