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September 08, 2004

ツチヤの軽はずみ

土屋賢二,「ツチヤの軽はずみ」,文藝春秋,2001年.

土屋センセの本を読み続けていると,少しずつ性根が曲がってきたような気がする.

人間の都合より紙面の都合を優先させるのは,本棚の大きさに合わせて本を買うのと同じくらいばかげている.ベッドに合わせて人間の脚を切るのと同じくらい 非人道的だ.こういう形式主義が,内容のない薄っぺらな人間をつくるのだ.どんな人間をつくるかを知りたければ,わたしを見るがいい.文章とは縁のないま わりの連中までそろって薄っぺらだ.どこまで被害が及ぶのか,見当もつかない. (p.28)

Posted by ysk5 at September 8, 2004 11:45 PM