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October 23, 2004
われ笑う,ゆえにわれあり
土屋賢二,「われ笑う,ゆえにわれあり」,文藝春秋,1997年.
けんじセンセの本もそろそろ大部分を読み尽くしてしまった感がある.
典型的けんじ節を二つメモ.
ほんとうをいうと,わたしは女子大で哲学を教えている.そのかたわら趣味でジャズをたしなみ,義務で税金を払い,その片手間に新聞を読んだりテレビを観たりしている.残りのわずかな時間は研究にあてている.
(p.58)
このような意見をきいて何よりも疑問に思うのは,そんなに異常が発見されるのが怖いのなら,どうしてわたしのように,定期検診をうけるときは,二週間前か
ら節制し,体調をととのえたうえで検査にのぞむ,といった程度の努力ができないのか,ということである.できれば事前に検査を受けて異常がないことを確認
してから健康診断にのぞみたいものである.
(p.200)
Posted by ysk5 at October 23, 2004 10:16 PM