« 万年筆がやってきた | Main | 内藤(2003) »
May 27, 2005
寺野(2002)
寺野 隆雄,出口 弘.”社会科学におけるエージェント研究の動向と課題”.電子情報通信学会技術研究報告,AI2001-59,pp.25-32,2002.
COTとかエージェント系の動向について,国際会議のようすや研究から整理している.
僕の捕捉しているものの抜けがないであろうか,という意図で読んだ.
エージェントの定義.
この説明はわりと当該研究分野以外の人への説明にむいているような気もする.
ここでエージェントとは,内部状態をもち,自律的かつ相互参照的に問題解決・行動を行う主体を意味する.結果として,人間・組織・コンピュータソフトウェアを同じ枠組みのもとに考察することとなる.寺野(2002) pp.26
何回も読んでいるはずだけど,この文に感じた.
そうだ.であるから,僕は少しリッチな表現を指向しているのだった.
(問題 I)
多くのシミュレーションモデルはボトムアップに開発されているが,各エージェントに実装される機能が単純すぎるために,複雑な実世界の組織行動研究に使用
するには無理がある.たとえば「繰り返し囚人のジレンマ」問題から得られた知見を実際の組織分析に使うのは妥当だろうか;寺野(2002) pp.28
この論文からの枝葉.
- Kurahashi(1999): S. Kurahashi, U. Minami, T. Terano. "Why not
Multiple Solutions: Agent-Based Social Interaction Analysis via Inverse
Simulation". Porc. IEEE SMC'99, II-522-II-527, 1999.
Posted by ysk5 at May 27, 2005 06:44 PM
Trackback Pings
TrackBack URL for this entry:
http://ysk5.s58.xrea.com/mt/mt-tb.cgi/584