« 寺野(2002) | Main | 山崎(2001) »
May 27, 2005
内藤(2003)
内藤 賢一,寺野 隆雄.”進化計算を用いた企業シミュレーションの構築---シミュレーション結果における感度分析に向けて---”.電子情報通信学会技術研究報告,AI2002-46,pp.75-80,2003.
逆シミュレーションの結果の解釈においてのvalidationの取り方についての1つのアプローチ.
おそらく,統計的なアプローチでvalidationを確保しようと思うのは結構簡単に考えるけど,遺伝子の相関から解析を行って確保するのは,なんというか手法に凝ったひとしか考えつかないな,と思った.
本研究では,遺伝的アルゴリズムを用いた最適化問題において収束後の遺伝子間の相関関係はどうなっているのかを遺伝子レベルで分析し解明する手法を提案
し,解の妥当性の判定を行う手法を提案する.社会シミュレーションの結果に対して本手法(Genetics based
Validation)を用いることで,その有効性を検証する.統計的解析により,遺伝子座と適応度の相関関係を見る.個体群がある程度収束した段階で遺
伝子座と適応度の相関分析を行う.
内藤(2003) pp.76
つまり,適応度関数のランドスケープを逆解析的に明らかにするというアプローチであるといえるのだと思う. # うちの研究室で今流行っているfitness landscapeってやつだ
このように遺伝子座とfitnessの関係を見るということは出てきた解の妥当性を判断するということになる.本論では,各目的関数における遺伝子座の感
度分析について述べてきた.今後は4つのfitnessにおけるパレート最適性や遺伝子座間についても同様な実験を行ってみたい.
内藤(2003) pp.80
Posted by ysk5 at May 27, 2005 07:17 PM
Trackback Pings
TrackBack URL for this entry:
http://ysk5.s58.xrea.com/mt/mt-tb.cgi/585