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May 31, 2005
修論中間発表後のまとめとtodoなメモ
颯爽と発表を終えて,お仕事のあとの電車のなかと吉野家のなかでメモってきたことをここに転記しよう.
今回の発表でもセンセおよびみなさまから,かなり有益なコメント・アドバイスをいただいたので,とてもありがたかった.
ということでメモ.やること大盛りすぎ.
■きょうのまとめ
- Takadamaセンセの組織学習子のスタイルで研究を進めてみよう
- 手法としての一般化(抽象化)のしかた
- 手法を訴えるときの適応領域
- レイアウト問題
- スケジューリング問題
- ソフトウェアエージェントなどなど
- 何をエージェントとして,何を学習させるのか
- 問題の解き方?
- ルール,ベクトル(解自体)?
- 代替案?
- より一層のサーベイを
- Journal
- OR
- 人工知能
- 電子情報通信学会
- SICE
- 情報処理
- それ以外
- CASの方面を意識して
- 具体的な適用例を探す
- Journal
■整理したto doリスト
- モデル全体の記述・定式化(- 06/04)
- 検証する命題のリストアップ(- 06/06)
- IFSRのextended abstractの構成と中身を日本語で書く(- 06/08)
- これまでのレジュメをまとめて,それなりのworking paperにする(- 06/15)
- サーベイ(H-ISなアレとTakadama論文)(- 06/24)
- IFSRのextended abstractのbeta version執筆(- 07/01)
- IFSRのextended abstractのrevised version執筆(- 07/14)
なんか比較的超絶忙しいな.
Posted by ysk5 at 11:29 PM | Comments (0) | TrackBack
フェスティバル
こんにちは,フェスティバル.
400円のあなたは,少し香りに難点があるようですね.
それでもわたしはあなたと一緒に楽しみたいと,そう思います.
Posted by ysk5 at 11:24 PM | Comments (2) | TrackBack
嫁入り修行
の一環として,きょうからお弁当を作ってもっていくことにした.
Posted by ysk5 at 10:19 AM | Comments (0) | TrackBack
May 30, 2005
みるurl
ニッポンの挑戦 インターネットの夜明け
- 05/30 #1, 2
Posted by ysk5 at 09:25 AM | Comments (0) | TrackBack
書くことで実現されるなら,すべてを書こう的なあしたの俺to do
- 午前中,お部屋の掃除
- 1時間程度お散歩して考える
- お昼ご飯を食べた後に寝ないようにする
- 午後レジュメを完成させる
- 余裕があれば命題の整理
- 学校に行って雑務
- お仕事をこなして,華麗に帰宅
- すてきな本を読みつつ就寝と
Posted by ysk5 at 12:21 AM | Comments (0) | TrackBack
May 29, 2005
木嶋(2002)
木嶋 恭一.”ソフトシステムアプローチ”.社会・経済システム,No.23,pp.51-64,October,2002.
いつかどこかで見た神レジュメの正体はこれだったのか.
ソフトシステムアプローチを主にSSMを通じて説明し,マルチメソドロジーな介入方法について,その特徴をまとめている.
システム論プロパーでなくても,ソフトなアプローチをする人はぜひはじめに読んでもらいたい論文だと思う.
木嶋センセによるシステムアプローチの定義づけ.
この定義は,アプローチをある種の方法論的な側面に焦点を置いている定義のしかたであると思う.わりとかっちりとした定義であるな.
システムアプローチとは,筋道を立て論理的に抜け目なく手順を追って解決を進めるという意味で体系的(システマティック)で秩序だったアプローチをいう.また,アプローチとは「対象の本質に迫る,あるいは問題を解決する仕方,考え方,態度,方法論」を意味する.
木嶋(2002) pp.52
アコモデーションについて.
ぼくはすこし合意に近い意味で使っていたことをメモするとともに反省する.ある種,同意・許容という概念に近いのだな.方向性について同意というような感じか.
ここで,アコモデーションとは,集団による意思決定状況での「複数意見の一時的な共存並立状況」であって,様々な価値観が並立しながらそれぞれが他を受け
入れている状況を意味する[25].アコモデーションは,利害や価値観が一点に収束している合意(コンセンサス)達成の状況とは異なる.それは,他者の価
値観が自らのそれとは違っていることを認め理解した上での多様な価値観の共存であり,いわば「呉越同舟」「同床異夢」といった状況である.そこでは,人間
が関与する事柄に常にまとわりつく対立はそのまま存在するとしても,その対立が異なる見解をもつ人々によって「ともに事に当たろう」とする状態の一部とし
て取り込まれている.このように,アコモデーションは,価値観の分散とその緩い一時的な結合(ルースカップリング)であり,それをリードする役割を担う主
体は固定的ではなく,場面場面において異なった価値観が主導権をとるのである[25][26].
木嶋(2002) pp.56
ちょっと思ったけど,アコモデーションとはつまり,plural(多元的)な状況であるということに他ならないような気がする.アコモデーションの実現のためには,coerciveな状況でない,ということが条件として入ってくるような.
なるほど,少し頭がクリアになった.であるからしてSSMなのだな.
Posted by ysk5 at 09:40 PM | Comments (0) | TrackBack
May 28, 2005
予言の自己成就的にわたしのあしたの予定をかいてみる
- 午前中で軽やかに数学ゼミの資料作成終了
- お部屋のお掃除を音楽を聴きながらする
- お昼ご飯は,おそばにたっぷりのネギで
- 修論中間発表のレジュメを紅茶を飲みながら優雅に作成
- 夕方,散歩がてらにアイディア出しをしつつ,論文を喫茶店でゆったりとしながら読む
- 夜は,夕食後,サーベイの結果等をまとめる
- そののち小津作品を鑑賞しつつ,お酒をいただく
- すてきなご本をおふとんのなかで読みながら,就寝と
Posted by ysk5 at 11:45 PM | Comments (0) | TrackBack
クッチーナ(Cucina)
あなたという人は,おそらくよく分からないけど,テーブルワインといわれるのに属するのでしょう.
きょうという日でお別れをすることはなかったので,嬉しく思います.
あしたもともに,すてきなときをすごしましょう.
Posted by ysk5 at 11:40 PM | Comments (0) | TrackBack
お仕事の進捗が順調な件について
数学ゼミの発表が比較的楽勝ムードなので,かなり予定よりいいペースだ.
修士論文の中間発表に関してもサーベイを含め,おおむねカタがついたので,映像作品を鑑賞しつつ,お酒を楽しむという,豊かな生活を送ることに決めた.
Posted by ysk5 at 09:22 PM | Comments (0) | TrackBack
May 27, 2005
寺野(2002)
寺野 隆雄,國上 真章.”社会経済システムとエージェントシミュレーション”.社会・経済システム,No.23,43-49,October,2002.
どこかで読んでいそうなはなしといえばそうであるが.
なんというか,このへんのはなしが,当該分野外のひとにわかってもらえていないような気がする.
であるとすれば,やはりそれなりに力点を置いた説明をする必要があるということか.
エージェントシミュレーションは,現象のある側面の「理解」とその「実行」にすぎない.しかし,理論の補完として,あるいは理論を補完として用いることにより,既存研究のフロンティアを大きく前進させる能力を持っている.
寺野(2002) pp.44
これについては,ぼくはいままでしっかりと発表等で説明していないな. # 力点を置いて
なるほど,これを説明するのとしないのとでは,やはり受け手の反応が宇宙人か地球人との出会いかくらい,異なるのではないかと,そう感じた.
エージェントシミュレーションでは,モデル化可能な要素が組織的現象を生成できるかどうかを検証することができる.ただし,ここでのモデル化可能な要素が,既存の組織研究,社会研究からの成果を基礎に設計されていることが計算組織理論の重要な観点である.
寺野(2002) pp.46
Posted by ysk5 at 11:15 PM | Comments (3) | TrackBack
腐海という存在の耐え難い不快さ
なんとなく通常業務に復帰できそうな気がするので,掃除を始めた.
→
Posted by ysk5 at 11:00 PM | Comments (0) | TrackBack
山崎(2001)
山崎 和子.”動的環境下でのGA”.電子情報通信学会技術研究報告,AI2001-8,pp.56-62,2001.
この考え方は面白いな.つまり,動的な環境下での適応とは,その環境の特性に対する適応であると.概念的には工学・制御の文脈でのピュアな意味での適応を表現しているとも言える.
しかし,だからといって,実数値空間のなかで最適値が連続的に変化する環境のみが研究の対象という結論には至らない.この種の適応不可能性は別の言葉で言
うなら,「静的環境では適応の標的は最適解」であるのに対して,「動的環境では適応の対象は,持続的な環境変化の特性」であるということだと考える.つま
り,環境に以下に示すような持続的な何か変化の特性があって初めて適応が可能で,動的な環境への適応が意味を持つ.適応することができる持続的な変化の特
性に対して適応するべきであり,各適応方法は各変化の特性に対して開発されるべきである.山崎(2001) pp.56-57
多目的最適化問題と見るというアプローチはかなり独創的だと思う.参考になる.
g_tは時刻tの適応度ランドスケープ,τはエージェントが適応度を記録する間隔でとして,G={g_τ,g_2τ,g_3τ...}を多目的最適化問題
における多目的関数とみなす.この場合,通常のパレート最適と異なって,それぞれのエージェントの時系列の長さは等しくない.したがって,時系列の長さに
応じて,エージェントをグループに分割する.同じグループのエージェントは,支配関係を決めるために比較される.エージェントの支配関係を次のようにして
定める.
山崎(2001) pp.58
Posted by ysk5 at 09:01 PM | Comments (0) | TrackBack
内藤(2003)
内藤 賢一,寺野 隆雄.”進化計算を用いた企業シミュレーションの構築---シミュレーション結果における感度分析に向けて---”.電子情報通信学会技術研究報告,AI2002-46,pp.75-80,2003.
逆シミュレーションの結果の解釈においてのvalidationの取り方についての1つのアプローチ.
おそらく,統計的なアプローチでvalidationを確保しようと思うのは結構簡単に考えるけど,遺伝子の相関から解析を行って確保するのは,なんというか手法に凝ったひとしか考えつかないな,と思った.
本研究では,遺伝的アルゴリズムを用いた最適化問題において収束後の遺伝子間の相関関係はどうなっているのかを遺伝子レベルで分析し解明する手法を提案
し,解の妥当性の判定を行う手法を提案する.社会シミュレーションの結果に対して本手法(Genetics based
Validation)を用いることで,その有効性を検証する.統計的解析により,遺伝子座と適応度の相関関係を見る.個体群がある程度収束した段階で遺
伝子座と適応度の相関分析を行う.
内藤(2003) pp.76
つまり,適応度関数のランドスケープを逆解析的に明らかにするというアプローチであるといえるのだと思う. # うちの研究室で今流行っているfitness landscapeってやつだ
このように遺伝子座とfitnessの関係を見るということは出てきた解の妥当性を判断するということになる.本論では,各目的関数における遺伝子座の感
度分析について述べてきた.今後は4つのfitnessにおけるパレート最適性や遺伝子座間についても同様な実験を行ってみたい.
内藤(2003) pp.80
Posted by ysk5 at 07:17 PM | Comments (0) | TrackBack
寺野(2002)
寺野 隆雄,出口 弘.”社会科学におけるエージェント研究の動向と課題”.電子情報通信学会技術研究報告,AI2001-59,pp.25-32,2002.
COTとかエージェント系の動向について,国際会議のようすや研究から整理している.
僕の捕捉しているものの抜けがないであろうか,という意図で読んだ.
エージェントの定義.
この説明はわりと当該研究分野以外の人への説明にむいているような気もする.
ここでエージェントとは,内部状態をもち,自律的かつ相互参照的に問題解決・行動を行う主体を意味する.結果として,人間・組織・コンピュータソフトウェアを同じ枠組みのもとに考察することとなる.寺野(2002) pp.26
何回も読んでいるはずだけど,この文に感じた.
そうだ.であるから,僕は少しリッチな表現を指向しているのだった.
(問題 I)
多くのシミュレーションモデルはボトムアップに開発されているが,各エージェントに実装される機能が単純すぎるために,複雑な実世界の組織行動研究に使用
するには無理がある.たとえば「繰り返し囚人のジレンマ」問題から得られた知見を実際の組織分析に使うのは妥当だろうか;寺野(2002) pp.28
この論文からの枝葉.
- Kurahashi(1999): S. Kurahashi, U. Minami, T. Terano. "Why not
Multiple Solutions: Agent-Based Social Interaction Analysis via Inverse
Simulation". Porc. IEEE SMC'99, II-522-II-527, 1999.
Posted by ysk5 at 06:44 PM | Comments (0) | TrackBack
万年筆がやってきた
おばあちゃんから,おじいちゃんの万年筆をもらってきた.
にぎりがかなりいい感じなので,気に入りました.あとは先っぽがいい.かきやすい.
さらにいうとおじいちゃんの知性とかそういったものがペン先を通じて,僕になにかを与えくれそうだと感じられることがいい.大事に使いたい.
Posted by ysk5 at 06:14 PM | Comments (2) | TrackBack
May 26, 2005
ぬんできた.
高校の友達が就職先が決まったとらしいので,ぬんできた.
焼酎1本を2人であけました.
で,会計が9000円.食べ過ぎたか.ま,たまにしか会えないのでいいのです.
帰ったら,疲れ果てて,漬け物を食べながら寝ていたけどいいのです.
Posted by ysk5 at 06:06 PM | Comments (0) | TrackBack
May 25, 2005
直近とすこしあとの俺to do
直近のもの.割と忙しい.
- -05/27 maruタンから1000円回収
- -05/31 修士論文中間発表(H-ISなアレについてまとめる)
- -06/01 数学ゼミ発表(レジュメと理解)
- -06/01 or 08 IFSRな構成について打ち合わせ
- 合宿のゼミ(文献を読んでまとめる)
少し後までのもの.そうでもない.
- 06/15 ブラウグラナな試合観戦
- 06/16-19 研究室合宿
- -07/15 IFSRなabstractのsubmission
- -10/01 IFSRなfinal camera readyなpaperのsubmission
http://ifsr2005.jtbcom.co.jp/index.html
Posted by ysk5 at 08:57 PM | Comments (0) | TrackBack
さいきん
お昼ご飯を食べるとねむくなる病がひどい.
夜の睡眠時間が4時間か5時間なせいだと思う.
さいきんお隣さんお静かなのに,習慣になってしまったか.
さっきトイレで新聞読んでたら,しばらく5月12日の新聞だと気づかなかった.
少し,深刻だと,そう感じた.
Posted by ysk5 at 01:01 PM | Comments (0) | TrackBack
チルドレン
伊坂さんの描く人物の透き通るようなさわやかさがたまらない.
それに加えてラッシュライフの時にもかいたけど,構成力がヤバイ.
陣内という人間を,その周囲の人間から見た5つの物語.
強盗の人質として,家庭裁判所の調査官として,大学生として,一人の人間である陣内にかかわる5つの物語.
5つの物語によって,陣内という人間が伝わり,陣内という人間から何かが伝わる.
その何かは,たぶんあしたを生きる希望や期待をもたらしてくれるものだと思う.
伊坂節を2つ.
「俺たちがありとあらゆる少年少女の父なんかになれるわけがないだろうが.それなら宗教やった方がてっとり早いっつうの」
pp.65
「『絶対』と言い切れることがひとつもないなんて,生きている意味がないだろ」
pp.136
Posted by ysk5 at 11:32 AM | Comments (0) | TrackBack
二人で紡いだ物語
米沢 富美子.「二人で紡いだ物語」.朝日新聞社,2004年.
米沢センセは神!
夫を追いかけて欧州や米国に留学してしまったり,ガンを克服してお子さんをお産みになったり,それでいて業績はご存じの通り超一流なわけで.
それでいて寂しがり屋だったり,すごく情熱的で,so cuteな感じだ.
ともあれメモ.
齋藤センセ理論と同型なおはなし.
私が東京に移ったのは,研究者は若いとき,5年単位くらいで研究場所を変えるべきだという私のポリシーを実践に移したものである.新しい研究環境の中で,
新しい研究仲間から刺激を受け,自分の研究テーマの範囲を広げたり,研究者としてステップアップをしていくことが必要だと考えていた.4年という長さは,
新しいテーマを探り,そのテーマでひと仕事をし,成果をまとめるのに,ちょうどよい時間である.それ以上長くなると,自分でも気づかないところで,マンネ
リに陥る危険性がある.
pp.111-112
いや,これは普通の人にはできないと,そう思います.
勉強といっても私の場合は,「ハングル語2週間」という類の入門書で文法のルールのアウトラインを把握しておき,ヒヤリングも日ごろから心がけてテレビ講
座などでチャンスを作って訓練し,あとはパーティーの前日に,使えそうな言い回しや文章を,50個程度を目標に丸暗記するだけだった.
pp.203
なるほど.お葬式という儀式も,それが目的であると,そういえそうだ.
鎮魂とは,死者の魂を慰めるというよりは,残された者の魂を鎮めることなのだろう.私は,夫との思い出を書きながら自分の魂を鎮め,夫を私の心に取り戻した.ひとつの体のなかにふたつの魂を担いで生きているような気がするので,さびしいと思うことはなくなった.
pp.325
Posted by ysk5 at 10:11 AM | Comments (0) | TrackBack
そして誰もいなくなった
アガサ・クリスティー.清水 俊二(訳).「そして誰もいなくなった」.早川書房,2003年.
笠井さんのオイディプス症候群を読んでからこれを読んだので,正直かなり見劣りしてしまった.おいしかったですけど.
ま,古典は古典で抑えておくのも必要なのでしょう.
さて,おそらくすごくメジャーであろう童謡をメモっておく.この構造に従って,お話は展開していきますと.
10人のインディアンの少年が食事に出かけた
1人がのどをつまらせて,9人になった9人のインディアンの少年がおそくまで起きていた
1人が寝すごして,8人になった8人のインディアンの少年がデヴォンを旅していた
1人がそこに残って,7人になった7人のインディアンの少年が薪を割っていた
1人が自分を真っ二つに割って,6人になった6人のインディアンの少年が蜂の巣をいたずらしていた
蜂が1人を刺して,5人になった5人のインディアンの少年が法律に夢中になった
1人が大法院に入って,4人になった4人のインディアンの少年が海に出かけた
1人が燻製のにしんにのまれ,3人になった3人のインディアンの少年が動物園を歩いていた
大熊が1人を抱きしめ,2人になった2人のインディアンの少年が日向に座った
1人が陽に焼かれて,1人になった1人のインディアンの少年が後に残された
彼が首をくくり,後には誰もいなくなった
pp.50-52
Posted by ysk5 at 09:38 AM | Comments (0) | TrackBack
村田(2003)
村田 佳洋,柴田 直樹,伊藤 実.”エージェント指向自己適応遺伝アルゴリズム”.情報処理学会論文誌:数理モデル化と応用,Vol.44,No.SIG7,pp.61-68,May,2003.
エージェントオリエンテッドでかつ,自己適応のはなしということで,比較的ドンピシャを期待した.
# 本当にドンピシャだと,それはそれで困るけど
この目的意識を読むと,やはり少し指向しているものがちがうような気もする.
ぼくのもっている目的意識は動的環境下で時系列的にどうやって適応を実現し続けていくのか,という感じ.そういう状況設定で問題を考えていきたい.
適応GAの最大の目的は,パラメータ適応の労力を軽減することである.その観点から,適応GAを用いるためには,必要な予備知識
や事前定義が少なければ少ないほど望ましいと考えられる.一般に,GAを適用するためには,適応度の評価方法と遺伝的演算子(交叉演算子や突然変異演算
子)の定義を与えることが必要である.いくつかの適応GAはそれに加えて多様性などに関する定義を必要とし,これらを利用して探索効率を高めている9).
しかし,これらを定義することは,問題によっては労力を必要とする.村田(2003) pp.61
ここではエージェントにパラメータベクトルを与えているので,パラメータベクトル系によってマルチエージェントであると見なされている.
A-SAGAβでは,各エージェントは,システム全体の利得の直接的な最大化を目的とするのではなく,それぞれの得る利得の最大化を目的とする点に自律性
を見い出している.また,複数の利己的なエージェントを用いてシステム全体の利得の最大化を試みる点から,A-SAGAβはマルチエージェントシステムで
あると見なしている.
村田(2003) pp.63
何となくわかってきたのは,目的においてはもしかしたら新規性がありそう,ということか.
この論文からの枝葉.
- Back(1992): Back T. "Self-adaptation in genetic algorithms". Proc. 1st European Conference on Artificial Life, pp.263-271, 1992.
- Espinoza(2001):
Espinoza F , Minsker BS, Goldberg D. "A Self-Adaptive Hybrid Genetic
Algorithm". Proc. Genetic and Evolutionary Computation COnference,
p.759, 2001. - Kee(2001): Kee E, Airey S, nad Cye W. "An Adaptive
Genetic Algorithm". Proc. Genetic and Evolutionary Computation
Conference, pp.391-397, 2001. - Krink(2001): Krink T and Ursem
RK. "Parameter Control Using the Agent Based Patchwork Model". Proc.
Congress on Evolutionary Computation, pp.77-83, 2000. - Miki(1999):
Miki M, Hiroyasu K, Kaneko M and Hatanaka I. "A Parallel Genetic
Algorithm with Distributed Environment Scheme". IEEE Proceedings of
Systems, Man and Cybernetics Conference SMC '99, pp.695-700, 1999.
Posted by ysk5 at 08:12 AM | Comments (0) | TrackBack
そろそろ
通常運用に復帰したい.
Posted by ysk5 at 07:57 AM | Comments (0) | TrackBack
川名(1995)
川名 学,平松 友康,宮崎 道雄.”遺伝的アルゴリズムにおけるメタGAを用いた動的パラメータ制御”.電気学会論文誌C,Vol.115,No.12,pp.1554-1555,1995.
レターにも頼りたいほどの門外漢なので,まずはGAとか適応制御のはなしを少しずつ勉強して,なるべく早く目利きが聞く程度になりたい.
というかならないと,書けない(論文が).
工学部っぽくないと大絶賛のぼくの研究ですので,すこしは工学部っぽくしたい.
ともあれ頑張れ.
この研究は,おそらくぼくの目的からは,少しずれている.とりあえず抑えて,次行こう次.
ここでのメタGAでの探索パラメータは集団サイズ,交叉率,突然変異率の3つ.
また,動的という意味は以下のとおり,探索の過程において同時並行的に行うという意味.
これに対し提案手法は,メタGAとタスクGAの探索を同時に行い,タスクGAパラメータを動的に決定するものである.従って静的なGAと比較し,より効果的な探索が期待でき,計算量の増大も抑えられるため,目的とする問題ごとの適用が可能となる.
川名(1995) pp.1554
Posted by ysk5 at 07:57 AM | Comments (0) | TrackBack
May 24, 2005
あしたの俺to do
マルタソから1000円回収する.
Posted by ysk5 at 11:35 PM | Comments (0) | TrackBack
む.
いちおメモ.
http://www.mainichi-msn.co.jp/geinou/etc/photo/20050523/
Posted by ysk5 at 08:39 AM | Comments (0) | TrackBack
θは遊んでくれたよ
森 博嗣.「θは遊んでくれたよ」.講談社,2005年.現
在の森センセに感じている想いは,ファンガール以後からライカールト以前までのバルサに感じていた想いと同じだ.
ファンガール以後からライカールト以前までのバルサは,フットボールじゃなくて球蹴りをやっていて,ファンガールのときの攻撃的で美しく魅力的なフット
ボールからはかけ離れていた.ファンガールのときには,負けたとしても,しょうがないかというような気になったけど,へっぽこカテナチオを展開して負けて
いるときには,なんでこんなことして負けているんだろう,と可哀想な気持ちになった.
それは,バルサがエクセレントでファンタスティックであったということを感じ,想っていたからこその哀しみかもしれない.あのときのあのバルサはどこに
行ってしまったのだと.
簡単に言うと,意味なしジョークを書いてください,ということだ.
「つまり,宗教的ってことになるかな.宗教って,どうして人の命をあんなに軽く扱うのかって考えたことがあるけど」
「それはそうでしょう.死の恐怖から人を救うために存在する仕組みなんだから,当然ながら,命の軽さを主張する論理になるんじゃない?」
pp.187
Posted by ysk5 at 07:53 AM | Comments (0) | TrackBack
e-ohnoの差分
読んでない分.
1.http://www.ohno.mgmt.waseda.ac.jp/merumagac6.htm
2.http://www.ohno.mgmt.waseda.ac.jp/merumagac7.htm
3.http://www.ohno.mgmt.waseda.ac.jp/merumagac8.htm
Posted by ysk5 at 07:47 AM | Comments (0) | TrackBack
May 23, 2005
秋ヶ瀬公園---荒川---秋ヶ瀬公園
あついー,けど,気持ちいかった.
きょうはぼくとしてのロールを果たすことができてよかった.
M部くんがいなくても,勝ちました.
============
DST:59.87km
AVE:21.3km/h
MAX:48.4km/h
ODO:1758.1km
============
きょうのパンク.
Posted by ysk5 at 05:24 PM | Comments (0) | TrackBack
ハルキっぽいなにか(2)
”あなたの美しさといったら,あなたのそばに青い林檎を5分間おいておいたならば,赤くて熟れた林檎になるくらいだわ”
”10分おくと……”
”あなたの魅力で,木から落ちてしまうわ”
Posted by ysk5 at 01:04 AM | Comments (0) | TrackBack
交渉人と交渉人とボレロ
交渉人 真下正義を観てきたので,交渉人とボレロを借りてきた.
なんてミーハーなわたし.
ともあれ,結構面白かった.たぶん見学に行ったところであろう,新線の地下鉄が出てきたし,映画で聴くオケはやっぱりいい.あとはさらに観念の倒錯をしているであろうから,観ること自体が楽しかった.
Posted by ysk5 at 12:14 AM | Comments (0) | TrackBack
May 22, 2005
靴のセールスこと推薦入学試験についての総括
これもまた,未来のわたしのために.
レビューのプロセスは重要であると思うので,まとめておきたい.
全体として,研究発表自体は悪くなかったといえるだろう. #
時間制約等から考えても.むしろいい出来だったと思う.センセも問題なく,安心してごらんになっていたそうなので.
ただ,発表においてツールの目的・使い方・意義についての説明が不足していたので,ミスコミュニケーションを招いていたところがあると思う.また,質疑応
答においてvalidationの取り方についての説明のしかたが良くなかった.これについては,しっかりとまとめて,想定質問集に入れるべきだと思っ
た.
というか,validationがとれるor必要であると思われる発表ではダメダメだ.
発表への準備は総じてうまくいったと思う.
シートの作成には12hかけた.また,発表練習はせりふの作成に2h,プレゼンの練習に4h(9回),練習からコメントを頂いたのが5回だった.特に,コ
メントをいろいろな人からいただけたのは,非常に有用で有益であったことをメモしておく.
強いていえば,プレゼンの練習はもう少しするべきであったかもしれない.回数はこなすほど,いいと思う.また,実際のペース的には350ch/mな時間予
想は十分に実用的であった.
また,発表のシートは記憶に負担がかからないもので,また論理構造や関係性を明示すると良いと思った.
Posted by ysk5 at 11:35 PM | Comments (2) | TrackBack
May 21, 2005
推薦入試終了後のsystakaななにか
整理しよう.
研究室でピザとビール(或いはワイン)→魚民→一酔万笑→ぼくのうち.
犠牲者のご冥福を祈ります.
-----
EXTENDED BODY:
Posted by ysk5 at 11:50 PM | Comments (0) | TrackBack
靴を売りに行きます.
軽やかに6時30分起床.
これから練習ログを,未来のわたしのためにメモっておこう.
@おうち
-08:00 下読みを2回終了
-10:10 原稿読みながら発表 14:30 #あれ?
-10:35 原稿読まずに早口気味に 13:10 #あれ?
-11:00 同2回目 12:30 #Good!
@研究室
-13:00 本番モードで 12:20 #Good!
-13:30 本番モードで 12:30
-14:30 本番モードで 13:00
営業してきた.
ある程度売れたかな.
有益なアドバイスをいただいた気がするので,あとでまとめておく.
まあ,あの展開ではしょうがないのだけど,ツールのほうに質問がいくよなー.
# そこは現在においては比較的どうでもいいというか考えていないところだとはいえないし.
=====================================
■kmtbr
Q: 適応できる組織のオーダーについては?
A: 抽象度の高いものを指向し,どのオーダーについても適応可能であることを指向しています.
Q: あなたの考えている組織学習はどのようにとらえているのか?
A: 本モデルでは,組織の機能層ごとに組織を形成していると考えます.機能層の個人と組織としての機能層において,組織学習が行われます.
■mnchk
Q: 環境への適応ってなに?
A:
環境とは,組織をシステムとしてみたときのシステム外のものであり,コントロール外のものであります.ですから,コントロール外のことに対して,如何に生
存可能であるか,パフォーマンスを向上させるかが,環境への適応の意味です.
Q: 企業だと景気であったり,そういったことのことか?
A: はい,そうです.
■kmtbr
Q:
非常に抽象的な研究であると思いますが,一回抽象的なレベルに戻って,具体的なところにあがってきているのはなぜか?もう少し具体的なところで研究を進め
てみた方がよいのではないか?
A:
この研究領域では,理論的な面でも大いに余地があり,現状では理論的な基礎付けができていない状況です.そのため,理論的な基礎づけをおこなったのち,具
体的な応用を指向したいというように考えています.
Q: これをそのまま組織設計に使えると考えていますか?
A:
いいえ.これは,組織設計のためのものとしてではなく,むしろ組織の改革についての本質的なレベルでの理解のためのツールであって,組織の詳細なデザイン
はこの研究のスコープではありません.詳細なデザインについては別の方法論があり,これを利用するべきだと思います.
■kmtbr&sksgw
Q: 実際にこのツールを利用するときには,このツールが良いということをどのようにして示すのか?
A: 実証研究からの研究成果をもとに,このツールがそれを表現可能であることを示します.
Q: 実証研究は非常に大変そうであるが?
A: 点について,ツールが検証可能であれば,シミュレーションは線について表現できるため,その領域についてもvalidであると考える予定である.
Q: 点が検証されたとしても,線が検証できるということではない.データをもとに,どの領域には適用可能であるとかを,示す必要があると思う.
A: ありがとうございます.検討させていただきます.
=====================================
Posted by ysk5 at 06:53 AM | Comments (0) | TrackBack
May 20, 2005
あした靴を売りに行く心境について
発表のシートがbeta版になったあたりから,緊張感はなくなってきて.
あしたの運動会のかけっこで,絶対一番をとってやろう,負けないぞ,と小学校のときに感じたような気持ちでいる.
それは自信なのかわからないけれど,自分のやっていることに確信があるときに,緊張よりも強い想いが生まれてくるような,そんな心境だ.
あしたは僕の自信の靴を,たくさんの人にみてもらいたいし,この靴のすばらしさを伝えたい,感じてほしい,そういう気持ちでもってして,売ってきたい.
ま,せりふ練習してないのだけどね.
きょうはなんとなく体調がよろしくないので,早めに寝て,あしたがんばろう.
Posted by ysk5 at 09:19 PM | Comments (0) | TrackBack
May 19, 2005
ハルキっぽいなにか
ぼくはそのとき,サハラ砂漠のすべてのダチョウが砂に頭をつっこんでしまうくらい,怖かった.
Posted by ysk5 at 11:48 PM | Comments (0) | TrackBack
あしたの俺to do
備忘のために.
現状で発表の台詞をゆっくり見ながら読んだところ13分かからないので,かなりグッド.
村人はどうやら15人にふくれあがったようなので,がんばって靴をたくさん売ってきたい.
- 阿修羅ガールと好き好き大好き超愛してるを貸す
- 資料を15部刷る(それなりにステキな感じに)
- 生協でストラップを買う
- 靴を磨く
- ノートパソコンをもってかえる
- 村人たちのための補足資料を作成
- 練習すれ
- 台詞の吟味
- 想定問答集を作る
- アクオスを学生の部屋に移動してくる
- UAのエロいアレを研究室で観る
- お洗濯をする
Posted by ysk5 at 10:52 PM | Comments (4) | TrackBack
May 18, 2005
Suntory Whisky
検索をかけたら,2人目らしいです.
例によって,おばあちゃんからいただいてきました.
ともあれ,ようこそ,こんにちは.
コーラがないので,水割りであなたとおはなしすることにしましょう.
Posted by ysk5 at 09:49 PM | Comments (0) | TrackBack
これからやることリスト
軽やかに発表練習をこなしたので,メモっておく.
センセに,”短期間の準備で,まあよくがんばったとおもうよ”といっていただけのはうれしかった.
- シートの修正
- シート削除
- ref入れる
- 言葉の変更
- 発表のこと
- 想定質疑応答集を作っておく
- 練習あるのみ
- 包括的に,かつ重点的に
- 村人には愛をもって
- 5足くらいは売れるといいな
N田センセにメールでお尋ねさせていただいたところ,どうやら村人は9人の予定らしい.
がんばってたくさん靴を売ってきたい.
Posted by ysk5 at 02:45 PM | Comments (0) | TrackBack
beta 1ななにか
Posted by ysk5 at 11:18 AM | Comments (0) | TrackBack
そろそろbeta版に近づいてきたなにか
ドラスティックに内容・構成を変更.
とりあえず,Sh.14まで作業完了と.あしたの朝,がんばる.
Posted by ysk5 at 12:33 AM | Comments (0) | TrackBack
May 17, 2005
手間の節約のためのなにか
Posted by ysk5 at 11:46 PM | Comments (0) | TrackBack
旅商人と村人
せっかくなので,転載しておこう.
旅商人が,ある小さな村に着きました.
この村には14人の村人がいましたが,そのうち靴を履いているのは1人しかいませんでした.
商人は靴を履いていない村人に足の裏を見せてもらいました.
足の裏は傷だらけでした.
商人は自分のもっていた商品である靴を売りたいとおもいました.
村人が傷ついているのが可哀想だったからです.
しかし,村人たちは”靴はいらない”と口々に言います.
”足は痛くないのですか?”と商人が聞くと,”足が痛いのは当たり前だし,慣れている”と村人たちはいいます.
それでも商人は靴を売りたいな,と思っています.
靴を履くことはいいことだし,商人の靴はいい靴なのです.
商人は一生懸命村人たちに靴のよさを説明しようと考えています.
はたして,商人は13人の村人たちに靴を履かせてあげられるのでしょうか?
Posted by ysk5 at 10:43 PM | Comments (0) | TrackBack
alpha版にも満たないなにか(3)
かなり構成について迷っていたのだけど,相談したり考えた結果,方向性が定まったので,これから順次改変していきたい.
結局は僕がこの発表でもってなにを伝えたいのか,そのpriorityを反映する形で,プレゼンテーションにおける濃淡をつけるべきであると.
僕は今回,
- 僕がどういった内容の研究をしているのか
- なぜこの研究が必要なのか(目的を含む)
- この研究の将来の方向性(発展性を含む)
Posted by ysk5 at 11:10 AM | Comments (2) | TrackBack
May 16, 2005
華麗に雑務をこなして,本業をがんばる
appliedなsystems theoryなアレを軽やかに片づける.
しかし,雑務っていうとセンセがお怒りになるのはなぜだろう.
Posted by ysk5 at 11:25 PM | Comments (0) | TrackBack
カルロ・ロッシ カリフォルニア・レッド
目下とこれから1週間程度なかなかの忙しさを楽しめる予定な感じですが,カルロ・ロッシ,こんにちは.
駆け抜けるような忙しさの中でもリッチなライフを楽しみましょう.
Posted by ysk5 at 10:09 PM | Comments (0) | TrackBack
メモる待ち行列
順調に滞留中.
- 二人で紡いだ物語(大絶賛予定)
- チルドレン
- θは遊んでくれたよ
- そして誰もいなくなった
週明けをメドに解消したい.
Posted by ysk5 at 11:30 AM | Comments (0) | TrackBack
May 15, 2005
横浜にいってきた
ルーヴル美術館展 19世紀フランス絵画 新古典主義からロマン主義へをみたり.
楽しかったのだが,ナディア・モガール或いは西之園萌絵だ.でも,阿修羅ガールではない.
Posted by ysk5 at 09:50 PM | Comments (2) | TrackBack
alpha版にも満たないなにか(2)
発表13分,質疑応答7分らしいのですが,これ,1.5倍くらいになりませんかね.
全体をおそらく20枚程度にしないとむりぽな感じなのだけど,そうすることがむりぽな感じ.
Posted by ysk5 at 11:36 AM | Comments (0) | TrackBack
バルセロナが華麗に優勝を決めた件について
どのチームにもいえることだけど,中央の縦のラインがしっかりすると,やはりつよいな.
ちなみに,日本ツアーのチケットも手に入れました.
Posted by ysk5 at 08:56 AM | Comments (0) | TrackBack
May 14, 2005
alpha版にも満たないなにか
あしたの午前中,がんばります.
Introductionを大事にしていきたい(リザルトがないだけに).
Posted by ysk5 at 11:36 PM | Comments (0) | TrackBack
OSWをうけてみよう
末松 千尋.”IT ビジネス・マネジメント”
萩原 能久.”政治学基礎”
をうけようとおもう.
末松センセの授業が受けられるとは.
OCWなページリスト.
なんかURLからして,うちの大学はやる気のなさが全開だ.
専用サーバ用意しようよ.
Posted by ysk5 at 08:29 PM | Comments (0) | TrackBack
巨人戦のチケットが手にはいった
共益関係にある販売所のかたがきて,チケットをくれました.
4枚もらったので,見に行く?
以下仕様.
巨人 vs ソフトバンク
6月3日(金) 18:00- @東京ドーム
指定席D(2階席)
Posted by ysk5 at 07:33 PM | Comments (0) | TrackBack
軽やかにわが西武が5割復帰している件について
ご協力ありがとうございます.
Posted by ysk5 at 09:30 AM | Comments (0) | TrackBack
May 13, 2005
発表の構成メモ
いささか展開においてあやうい感じではあるが,構成を作ってみた.
あしたの朝,テキストを打ち始めたい.
- 研究分野と学問領域としての位置
- 研究分野に関する歴史的展開
- コンティンジェンシー理論
- 組織学習,組織サイバネティクス
- 計算組織論,エージェントベースアプローチ
- 研究分野の現状と課題
- 研究テーマと関心・目的
- 研究アプローチ
- 組織のエージェントベースモデル
- 階層的逆シミュレーション
- 本研究と関連研究との比較
- 研究から期待される結果
- 本研究により期待される貢献
- 理論的貢献
- 手法的貢献
- 応用としての貢献
- 研究の進捗と予定
わたしの外部の脳味噌たちへ.
基本的なこの手のプレゼンテーションにおいて抜けていると思われるところがあれば,指摘してください.
メモ的キーワード,あるいはキーワード的メモ.
- 各理論・アプローチの仮定・前提
- アプローチの意図と意義
- なぜ,なにを,どうやって
Posted by ysk5 at 02:45 AM | Comments (0) | TrackBack
May 12, 2005
急遽プレゼンがあることがわかった件について
来週,推薦の試験だったのですが,研究のプレゼンがあることが判明.
しょうがないのでがんばる.
- きょう:シートの構成とテキスト打ち
- あした:マテリアルを作り始める
- 土曜・日曜:マテリアル完成
- 月曜:見直し,練習開始
- 火曜:プレゼンbeta完成
- 水曜:センセにみていただく,直し
ま,そんなに心配することないな,発表するレベルでの理解と達成度は実現されているから.
しっかり手を動かすことだ.しかし,言語化できるようになっていて良かった,ほんとに.
Posted by ysk5 at 07:45 PM | Comments (5) | TrackBack
言語化するという意義と言語によって伝達する意義
さいきん,ロゴスの力に畏怖している.
言語化の意義と言語によって伝達する意義,これを心に刻みつけて,日々の活動を行うことが,結局のところoutputや説明という面で優れた人材になるこ
との,唯一の方法ではないだろうか.
言葉によってでしかそこに存在しない現実に,抵抗する術もまた,言葉である.
だから言葉は偉いのだ,ではなく,だから言葉を謙虚に受け入れるしかない.しかし,その無力感とともに,可能性として存在するのもまた,言葉である.
世界が言葉でできているのなら,言葉で世界は変わる.
会話によって我々は世界のありようを確認し,そして,変更する.(同前)
フェミニズムはそこに賭けた.その言葉は,世界の見え方を変えた.自然や文化ではなく,そこに権力が存在すると.
遙 洋子,「東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ」,筑摩書房,2000年. pp.232
その意味で,たとえばysk logs:研究のことにかってに意見してみるみたいなことができるというのは,非常にうれしく楽しく,意義あることであるなと.
Posted by ysk5 at 12:47 AM | Comments (0) | TrackBack
May 11, 2005
自分の研究についてわかりやすく説明してみる(5)
ワインがうまいので,少し時刻が遅いけど書いてしまう.
きょうはすこし毛色の違う話をしたい.
先日実家に帰ったときに”エージェントベースアプローチってなんだ?”と聞かれたことへの回答をするのをかねて,前提知識としてのエージェントベースアプ
ローチについて説明したい.
まず,完全合理性と限定合理性のはなしから始めたい.
完全合理性とはたとえば古典的な経済学で仮定されているものである.
古典的な経済学では,人は完全に合理的であると仮定されている.完全に合理的であるとは,周囲の状況や情報を完全に知ることができ,その情報をもとに一番
合理的な選択・行動を行うということである.
買い物に行くときに,周囲のすべてのスーパーの商品の価格・品揃えがわかっていて,事前に一番合理的となる買い物プランを立てて,それを実行する,これが
完全合理性の例である.
次は,限定合理性.通常は限定合理的という使い方がなされる.
これは人は完全には合理的ではなく,限定的に合理的であるとする考えである.
つまり,周囲の状況や情報を完全に知ることはできないし,一番合理的な選択・行動をとることは保証されないということである.
買い物に行くときに,お店でたとえばネギが100円だったら買う,というような行動ルールによって判断・選択を行うと考える,これが限定合理性の例であ
る.
従来,経済学においては完全合理性を仮定した理論体系が構築されてきたのだが,この理論体系では説明がつかない,いわゆる複雑系とよばれるような複雑な事
象や現象が問題となってきた.
より具体的な例を示せば,バブルの形成や株価の乱高下,デファクト・スタンダードの形成,ネットワーク効果等がある.
そこで,このような事象や現象の説明のための理論的枠組みが求められはじめ,その1つが限定合理性の概念の導入である.
エージェントベースアプローチは,人の限定合理的な側面を描写するものであると思ってもらって構わない.
エージェントとは状況を認知して,その認知にしたがって,行動ルールの下に行動を行う意思決定主体であるという定義が一般的である.
専門家以外の人は,エージェントというと仲介人や代理人であると考えるかたが多いけれど,この分野では,上述の意味で使用する用語であることに注意しても
らいたい.
エージェントベースアプローチは,エージェントという限定合理的な意思決定主体を考え,複雑な事象や現象の発現について分析を行うためのアプローチであ
る.
エージェントベースアプローチで考える事象や現象は,エージェントのあいだに複雑な相互作用が存在し,これによって,それらの事象や現象が創発すると考え
る.
この話は,当然経済学だけでなくて,経営学,とくに組織のことを考えるときにも適用できて,これによって,ぼくの研究では組織の適応における創発的な性質
を考えていく.
きょうはここまで.
まとめると,完全合理性を仮定するような理論体系では説明できない事象や現象について説明するためのアプローチが,限定合理的なエージェントという意思決
定主体によるモデル化を行う,エージェントベースアプローチであると.そしてぼくの研究ではそれを組織に適用していると.
Posted by ysk5 at 11:19 PM | Comments (2) | TrackBack
研究のことにかってに意見してみる
HIS-DPC:研究のことについて書いてみる2について,すこし考えたので,書いてみたい.
mo氏とぼくとでは問題関心に多少のズレがあるのかもしれないのだけど,おおむねは同じようだし,そのなかでの違いを明らかにするのならば,それはそれで有用ではないであろうか,という考えのもとに.
この研究で土台にしたいのは, 病院の要求を示した,SRS:ソフトウェア要求仕様書を作っていくということだ.病院は,「自らの施設でどのような業務を行っているのか」
を認識しないまま(まず,これを認識させることが重要)
流行っているからなどとの理由から電子カルテなどの情報システムを導入している.
ベンダー側にしてみれば,何を作ればいいかあまりわからない中で作っているので,たいしたものができていない.この齟齬を解決するために,SRSを作って議論したい.
という流れになっている.
ここで注意したいのは,研究者であり介入者であるmo氏の立場である.
病院とベンダーのどちらの側なのか,それとも第三者なのかにより,すこし扱いがちがうためである.
きいたところ,第3者よりらしいので,そのつもりで考えていく.
問題は,SRSをどうやって作成していくか,そこに方法論が必要であると思う.
その方法論は,SRSの作成が病院とベンダーという関与者の目的の共有や同意・合意を形成することを,保証するためのものである.
SRSを作ることが(そしてそれを提示することが),病院とベンダーという関与者の目的の共有や同意・合意を形成するのではない.
SRSを作ることを通じて,病院とベンダーという関与者の目的の共有や同意・合意を形成すると考えるべきだ.
と考えるぼくからすると,
最終的には,どう使うのか,ではなくて,”どう使うのか,人が何をして,情報システムが何をして,全体としてシステムが提供するもの”について,同意が得られるような,SRSの作成を含む介入の方法論が大切であると思う.
人が何をして,情報システムが何をして,
全体としてシステムが提供するものを提示できればと思う.
この考えは,その分野の人には受け入れがたいことかもしれないが,SRSの内容が問題なのではなく,SRSがどう役に立つのか,もしくはSRSをどう役に立つようにするのかこそが問題である.
SRSの内容はあくまでも副産物であり,実現すべきoutputは”機能する情報システム”であり,”安全で安心できる医療活動”であろう.
つまり,関与者の合意,同意に基づくための ツールとして,SRS(ソフトウェア要求仕様書)を作りたいと考えている. これを批評のベースにすることで,お互いにものがみえてくるのではないかと.これもまた,SRSが批評のベースになるような,SRSの作り方もしくは介入のしかたこそ問題ではないであろうか.
さて,このようなタイプの問題についての方法論として,SSM(Soft Systems Methodology)がある.
これはイギリスのほうで歴史のあるシステム方法論で,情報システム開発にも適用されている例が多いと思う.
SSMと情報システム開発については@ITに記事があるので,これを参照してはどうだろうか.
@IT:ソフトシステム方法論「SSM」とはなんだ(1)以
上が,やや乱雑であるが,考えを書いてみた.
Posted by ysk5 at 10:13 PM | Comments (0) | TrackBack
リバークレスト(赤)
アメリカはカリフォルニアから,こんにちは.
微妙に印象派なラベルに惹かれました.
軽やかでエレガントな口当たりらしいので,そんなあなたを期待しております.
Posted by ysk5 at 09:23 PM | Comments (0) | TrackBack
もっさんとか
http://www.jvcmusic.co.jp/maaya/newrelease/index.html
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061824317
Posted by ysk5 at 12:40 AM | Comments (0) | TrackBack
May 10, 2005
修論中間発表後なto do
なんとかずびびと議論とアドバイスをいただけるに相当するレジュメを作れたので,いろいろとコメントをいただけた.
なので,to doなリストでメモ.
- 5月中:ISなアレの手法としての確立(ISという土台のもとでの工夫から,新規性を見出そう)
- 6月中:組織のモデルの定式化と表現のリファイン→ISSSのextended abstract書き # これって概念モデルでだしちゃうっぽいな.シミュレーション実験とか,たぶんないっぽい.そういう意図でもってして,書くことに注意.もしくはセンセと相談すると.
しかし,センセが手法と本テーマとツールで3本ってのも考えていこう,とおっしゃっていらしたけど.
ぼく個人的には,手法のほうはきついような気がするんだよな.このへんのテクニカルな研究って腐るほどされてそうな気がするし.
ま,とりあえず手法についてしっかりとまとめつつ,関連研究をサーベイするのが,この5月のわたしのタスクということで.
というわけで,これからはすこし一般化・抽象化された形での本研究の手法についてのメモを随時行いたい予定.
Posted by ysk5 at 11:20 PM | Comments (0) | TrackBack
自分の研究についてわかりやすく説明してみる(4)
ひと区切りついたので再開.
これまでに,コンティンジェンシー理論による組織と環境との適合概念と,この理論的限界を乗り越えるアプローチとして組織学習と組織サイバネティクスの2
つを説明した.
きょうは,この歴史的流れの続きを説明したい.というか,あと3回くらいはずっと前提知識の説明を続けるので,そのつもりで.
組織学習と組織サイバネティクスにはともに,弱みが存在した.
プロセス表現により組織の能力の向上のしくみを表すことができる組織学習には,組織を機構的に構造的に捉えるための枠組みが欠けていた.そのため,たとえ
ば組織が具体的にどういったものであるか?どのように組織の改革にもちいるべきかが明示されていないために,理論的説明力はともかく現実的問題解決のため
のものとしては,それのみでは十分であるとはいえなかった.
一方,組織の構造を機能の面から整理して,その機能の働きを調査・改善することを可能にする組織サイバネティクスには,組織のダイナミクスを記述する枠組
みが存在しなかった.そのために,組織がどのように振舞い,パフォーマンスを向上させていくのかを表現することができないので,これもまた,組織というシ
ステムの理解はともかく現実的問題解決のためのものとしては,それのみでは十分ではなかった.
そこで,両者の欠点を補い,長所を活かすことを目的として,両アプローチを統合してひとつの理論としてまとめようとする動きが出てきた.
この試みが成功すれば,組織を能力向上のプロセスというダイナミクスの面と,組織を構成している機能の働きを考えることによる構造の面の2つから捉えるこ
とが可能になる.
これにより,組織という複雑な存在をその動きかたと動かしかたから理解することが可能になるという期待をもてる.
と,いい面ばかりあるのだけど.
そうはなかなかうまくいかなくて.
概念レベルではそれが可能にはなっているのだけれども,実際にその振舞いや機構を可視化したり,分析するためには,シミュレーションをもちいた研究が必要
となってくる.
しかし,いまのところそのような研究は少ないという.
きょうはここまで.
まとめると,組織学習と組織サイバネティクスを相補するように統合するアプローチがあらわれてきたが,その本来の意図を実現するためにはシミュレーション
をもちいた研究が必要になることがわかった.しかし,現状ではそのような研究は少ないと.
なんとなく問題点が見えてきたと.
Posted by ysk5 at 10:31 PM | Comments (0) | TrackBack
May 09, 2005
さて.
華麗にきょうのお仕事の行き帰りの電車で,レジュメに落とし込むための素材をお絵かき・らくがきしてきたので,ワインを飲みながらレジュメを作成したい.
一晩明けても王妃はやっぱりあんまりおいしくない.
今日中には終わらないような気がするので,素直に寝てしまって,明日の朝からやるというストラテジーに切り替えることにした.
Posted by ysk5 at 10:27 PM | Comments (0) | TrackBack
秋ヶ瀬公園---荒川---秋ヶ瀬公園
いってきた.暑かった.
============
DST:66.28km
AVE:22.6km/h
MAX:42.0km/h
ODO:1698.1km
============
きょうのM部くん.
-----
EXTENDED BODY:
Posted by ysk5 at 05:40 PM | Comments (2) | TrackBack
May 08, 2005
修論中間発表なto do
先に構造づけしないとレジュメが作れない病.
ちょっと残りのリソースから考えて意欲的すぎるかもしれないな.
ま,脳内,web,らくがきベースでは資料があるので,規定のフォーマットに仕上げるだけではあるが.
- 組織モデルの説明
- 組織モデルの概要
- 本モデルとVSMおよび組織の基本モデルとの対応
- 各機能層(システム)における学習モデル
- 自己組織化層における学習モデル
- 適応層における学習モデル
- 調整層における学習モデル
- プロセス層における学習モデル
- アプローチとしての階層的逆シミュレーションの説明
- 逆シミュレーションの枠組み的限界
- 学習の表現としての進化概念の導入
- 時間経過の解釈・検討のために
Posted by ysk5 at 09:08 PM | Comments (0) | TrackBack
王妃の微笑
しばらくワインを楽しんでみたい.
というわけでようこそいらっしゃいました,王妃様.
王妃は香りも味も微妙です.凡庸です.せっかくチャンジャを買ってきたので,楽しくいただこうと思っていたのに.それともぼくの粗野な舌と嗅覚では,王妃のよさはわかりませんか.
Posted by ysk5 at 07:36 PM | Comments (3) | TrackBack
スプートニクの恋人
難解です.
でも,解するということができないけれど,感じることはできるような.
まとめると,疎外感から救いを見出す,そんなはなしであろう.
以下のような比喩による春樹ごっこを研究室において流行らせる予定ですので,みなさまよろしくお願いいたします.
「あなたってときどきものすごくやさしくなれるのね.クリスマスと夏休みと生まれたての仔犬がいっしょになったみたいに」
pp.80
スプートニクの意味.
ねえ,あなたはスプートニクというのがロシア語で何を意味するか知っている?それは英語でtravelling companionという意味なのよ.『旅の連れ』.
pp.151
Posted by ysk5 at 04:17 PM | Comments (0) | TrackBack
ノルウェイの森(下)
こっちはメモだけ.
観念の倒錯を起こして,勉強をやらないための理由を探しているようなクライアントによく聞かれるのは,”勉強が役にたつのか?”ということで,これはそれに対してのいい回答例のひとつだと思う.
「ねえワタナベ君,英語の仮定法現在と仮定法過去の違いをきちんと説明できる?」と突然僕に質問した.
「できると思うよ」と僕は言った.
「ちょっと訊きたいんだけれど,そういうのが日常生活の中で何かの役に立ってる?」
「日常生活の中で何かの役に立つということはあまりないね」と僕は言った.「でも具体的に何かの役に立つというよりは,そういうのは物事をより系統的に捉えるための訓練になるんだと僕は思ってるけれど」
pp.63
Posted by ysk5 at 11:13 AM | Comments (0) | TrackBack
ノルウェイの森(上)
村上 春樹を読みたいのですがといったら,ノルウェイからいっておけとアドバイスいただいたので,読んでみました.
死への愛を後ろ向き,生への愛を前向きとするならば,後ろ向きから前向きになるはなしだと思う.
が,たとえ前を向いたとしても,そのなかに後ろ向きの感情は必ず存在し,ふとした瞬間に溢れるように訪れると.
たいへんおいしゅうございました.
このはなしは,死というものが抗しがたく生に侵入し,緩やかで腐臭の漂うような生の存在を書いた,笠井さんの哲学者の密室でも語られているけど.
死は生の対極としてではなく,その一部として存在している.
pp.54
これは推薦入試のときに使えそうだ.
どう思われるかどうかはわからないし,知りたくもないけど.
「そして理想というようなものも持ちあわせてないんでしょうね?」
「もちろんない」と彼は言った.「人生にはそんなもの必要ないんだ.必要なものは理想ではなく行動規範だ」
pp.116
Posted by ysk5 at 10:55 AM | Comments (0) | TrackBack
May 07, 2005
自分の研究についてわかりやすく説明してみる(3)
第3回.
きのうのはやさしくないな.きょうはやさしさをこめていきたい.
でも前提知識の続き.
コンティンジェンシー理論の限界については自分の研究についてわかりやすく説明してみる(2)でもふれているが,この理論を超えるためのアプローチとして,組織学習によるもののほかに,組織サイバネティクスとよばれるアプローチが存在する.
まずサイバネティクスという言葉を説明したい.Dictionary.comによれば,
The theoretical study of communication and control
processes in biological, mechanical, and electronic systems, especially
the comparison of these processes in biological and artificial systems.http://dictionary.reference.com/search?q=cybernetics
とある.
ざっくり訳せば,サイバネティクスとは生物システム等の比較をもちいたコミュニケーションと制御のプロセスについての理論的研究のことを指すとしている.
ここでは,生物システムのメタファー(例えば脳とか)をもちいて,そのしくみと同じような形で制御対象について考えていく理論であると受けとってもらって結構だ.
つぎに組織サイバネティクスについて説明したい.
組織サイバネティクスはサイバネティクスから発展した,組織(主に企業)のためのサイバネティクスである.
つまり,組織がいいパフォーマンスを実現する(これを生存可能:viableであるという)ために,どのようなコミュニケーションや制御が行われればいいのかを考えるものだ.
組織サイバネティクスでは,これを実現するために,組織の本質的な機能と情報の流れを考える.
いい組織においては,
- 実際に仕事を実行する機能
- 仕事の実行を監視する機能
- 組織の資源を配分・調整する機能
- 組織の外部を観測して,内部に伝える機能
- 組織の長期的な目標を定める機能
の5つの機能が含まれているべきで,それらの機能がうまく働き,機能間において情報がちゃんと伝達されることで,組織はいいパフォーマンスを実現できると
する.
組織学習はプロセスからパフォーマンスの向上を保証したが,組織サイバネティクスは組織の構造を機能の面から整理して,その機能の働きを調査・改善するこ
とで,パフォーマンスの向上を保証する試みである.
この考え方は,表層の組織図や階層図をみるという組織の見方とは異なった,より本質的なレベルでの議論をするための視座(パースペクティブ)を与えてくれ
る.
パフォーマンスの悪い組織において問題なのは,組織の配置や階層がおかしいことなのではなく,組織の機能がうまく働いていないことである.
であるから,組織の管理者(社長さんとか,リーダーとか)は組織の機能がうまく働くように,組織の配置や階層を決定すべきであるし,さらに,組織の配置や
階層を決定することが重要なのではなく,その組織の配置や階層によって組織の機能がうまく働いているかどうかが重要である.
これがきょうのおはなし.
コンティンジェンシー理論が適用できないときに,組織の本質的な機能に着目することで,その機能がうまく働くように調査・改善することによってパフォーマ
ンスの向上を目指す試みがあって,それが組織サイバネティクスですと.
コンティンジェンシー理論を基盤・仮定としてもちいつつ,組織学習と組織サイバネティクスという2つのアプローチが発展してきました,という歴史的流れ.
Posted by ysk5 at 10:03 PM | Comments (0) | TrackBack
つぎ買ってくるやつ
Posted by ysk5 at 09:56 PM | Comments (0) | TrackBack
May 06, 2005
ぬんできた.
はい.
高校の友達と.
いろいろと近況報告とかできてうれしかった.
ごちそうさまです.
僕が職につけたならば,きっとごちそうします.
Posted by ysk5 at 11:19 PM | Comments (0) | TrackBack
自分の研究についてわかりやすく説明してみる(2)
さて第2回.
だがしかし,酔っぱらいクオリティだ.
きょうも前提知識の続きを説明したい.
コンティンジェンシー理論は,組織の管理者にとって,組織デザインを行うときにおいて,有益なアドバイスを提供した.
しかし,コンティンジェンシー理論が有用でない状況もまた,存在した.
環境が複雑で,自組織がどのような環境に取り巻かれているのか,判断がつきかねるとき,コンティンジェンシー理論は管理者に有益なアドバイスを提供しえな
い.
そのなかで,組織がベストなパフォーマンスを実現するための政策として,学習によるものが提出された.
それが組織学習による環境への適応であり,これはコンティンジェンシー理論と違って,学習というプロセスによって,環境への適応であるベストなパフォーマ
ンスを保証するものであった.
このパラダイムは,つまり,学習という行為によって,パフォーマンスの向上がなされ,かならずしも環境について正しい認識が行われる必要がないことを表明
している.
つまり,組織において正しく学習が行われたならば,それを通じることによって,パフォーマンスの向上が見込まれるだろう,とそう考えるのが組織学習のパラ
ダイムである.
これはパフォーマンスに関して,その属した環境から決定されるという,決定論的な立場から,その実行したプロセスによって決定されるという実現的な立場へ
の移行を表している.
これもまた,ぼくの研究の前提であり,重要なコンセプトである.
つまり,環境に適した組織構造があるとしても,その環境についての認識の正しさが保証されないときには,学習というプロセスドリブンなアプローチによっ
て,それを実現するほかないではないであろう,というコンセプトである.
ちょっとテクニカルな面では,構造という考えからプロセスという考え方に移行した,そういうはなしです.
これがきょうのおはなし.
まとめれば,コンティンジェンシー理論が適用できないときが現代においては大いに存在し,そのときにどのようにして,パフォーマンスをあげるかを考えたと
きに,プロセスという過程を通じて,それを実現しようとするアプローチが存在して,それが組織学習という,組織能力の向上のプロセスであると.
コンティンジェンシー理論という基盤をふまえて,組織学習という新たなパラダイムが存在しえて,それが有用であろうと,これがきょうのまとめ.
Posted by ysk5 at 10:11 PM | Comments (0) | TrackBack
May 05, 2005
天使の卵
*村や村*は避けてきた僕のdouble-loop learningな試みのひとつ.
要約しよう.
恋愛のはなししかないです.
一目惚れして,再会して,距離が縮まって,ひとつになって,突然別れがくる,そんなはなしです.
だのだけど,よかった.ま,ぼくさいきん阿修羅ガールだからな.
優先度低めだけど,他のも読んでみたい.
こんなところで説教されるとは思いもしなかったけど,まあ,もう自分の好きなようにやっているから,大丈夫なのだけど,せっかくなのでメモっておく.
「あなたの年で,そこまで考える必要はないのよ.そんなことを考えなくてもいい時代が,人の一生にはちゃんと用意されているの.あなたはひととは違った環
境の家庭で育ったせいで,その年にしてとても大人びてしまったけれど……そしてそれが,あなたをとても魅力的にしているのだけれど,それでも,あなたにな
くしてほしくないものがあるの.いい意味での若気の至りっていうか……そうね,つまり,手に入れると決めたら絶対あきらめない,強さや激しさみたいなも
の.---ねえ,歩太くん.もっとがむしゃらに,自分勝手になりなさい.あんまり若いうちから,そんなに冷静でものわかりのいい人間になるのはおやめなさ
い.あなたが今よりちょっとやそっと自分勝手に,わがままにふるまったところで,あなた自身が思っているほどには誰も困らない.お母さまも,お父さまも,
誰もよ.人間って,あなたが考えているよりずっと強くてしぶといものよ.少なくとも私は,そう信じていたいわ」
pp.81
解説で村上龍センセがいいことを書いていたのでメモ.
さいきん興味がある物語についてのはなしと関連してくるだろうかなと.
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小説というのはテキストのない翻訳だと私は考えている.創造や表現というより,翻訳に近いと思う.形の見えない自己の狂気を翻訳しようとする作家もいる
し,言葉を発することなく死んでいった肉親や仲間の肉声を翻訳する作家もいるが,基本的には,言葉を失わせる何かについて作家は翻訳を試みる.
つまり,失われた言葉を再生させる試みが文学なのだと思う.
pp.210
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Posted by ysk5 at 11:23 PM | Comments (0) | TrackBack
自分の研究についてわかりやすく説明してみる(1)
さて始めたい.
今回から何回かは,研究の説明のための前提知識の説明をしたい.
本当は森を説明してから木を説明すべきだけど,森の説明はきょう考える時間がなかったから,しない.
きょうはコンティンジェンシー理論の説明.
企業という組織には構造としての特徴が見られることがある.
たとえば,Big
BlueなときのIBMに代表されるような官僚的な組織.いまの日産のクロスファンクショナルな組織やITベンチャー企業に見られるようなネットワーク的
な組織など.
それぞれになぜ特徴が見られるのだろうか.
こんな疑問からの研究がコンティンジェンシー理論の発端にある.
ある業界には支配的な組織の構造がどうやら存在するということが,調査からわかった.
さらにそれぞれの業界の特徴によって支配的な組織の構造のタイプが異なることがわかった.
コンティンジェンシー理論とは,組織の外部の環境の特徴によって,その環境に適した組織の構造が異なるとする理論である.
ここで環境とは,組織を取り巻く競争状況であったり,市場や景気の動向のことだと理解してもらってかまわない.
ぼくの研究では,まずこの理論を前提としてはなしを始めている.
これはある意味で,ある問題に対して最適な解があることを仮定するのと似ている.
企業についても,ある状況において,ある構造によって,最良のパフォーマンスを実現することができるということを仮定するのだ.
ま,これはテクニカルな側面からいうと,解がない問題は解きようがないじゃんというのを,回避するのが目的でもある.しょうがないから解はあるって仮定し
ようじゃん,それにどうやらあるっぽいし,という感じ.
本筋ではないけれど,組織がある構造をとるのには理由が存在し,それは組織の自己生成的な性質から実現されているということも,コンティンジェンシー理論
の深層における仮定としてふれておきたい.
とりあえずきょうはここまで.
簡単にまとめておく.
お役所が官僚的な構造をとっていたり,ITベンチャーがネットワーク的な構造をとっているのには理由があって,それがその組織にとって,ベストなパフォー
マンスをあげることができる構造であるからだ,というのがコンティンジェンシー理論で,僕の研究においてはまずこれを仮定すると.
Posted by ysk5 at 10:53 PM | Comments (1) | TrackBack
Black Nikka
おばあちゃんからいただきました.
# 祖母からお酒をもらう孫っていうのはどうなんだろうと思いながら毎回いただく
あれ,どこかで出会ったことがあるような,お会いしませんでした?な印象ですが,どうやら初めてのよう.
ともあれようこそはじめましてこんにちは.
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Posted by ysk5 at 10:47 PM | Comments (0) | TrackBack
んあー
S上くんとメッセでおはなししてたら,飲み過ぎたー.
Posted by ysk5 at 01:49 AM | Comments (0) | TrackBack
May 04, 2005
自分の研究についてわかりやすく説明してみる(0)
実家に帰るときに歩きながら考えていたのだけど.
自分の研究について”どうせわからないよ”と説明しないのは,”説明したくない”か”簡単に説明できない”のどちらかの気持ちのあらわれであろうと思う.
さいきんは”説明したくない”という気持ちはなくて,どちらかというと”簡単に説明できない”と思っていた.
そこで,やっていることは簡単ではないので簡単に説明できないにしろ,やっていることをわかりやすく説明することはチャレンジすべきではないかと考えた.
このことが実現されたなら,”もしあなたがしっかりと知る気持ちがあるならば”と前置きした上なら,自分の研究についてある程度の理解をしてもらえるのではないだろうか.
自分が好きで楽しくてやっていることを,他の人にも知ってもらえるということは,やっぱりうれしいしすてきなことではないだろうか.
と思ったので,これからすこし自分の研究についてわかりやすく説明してみたい.
Posted by ysk5 at 11:41 PM | Comments (0) | TrackBack
実家にいってきた
む.
たまに会うのは楽しいな.でも,たまでいいや.
食事のあと話している時に,”ホームページとかあるのか?”と聞かれたので,”あるよ”といったら,PC開いて探し始めたので,別に隠すことないので教えておいた.
お父さん,お母さん,情報リテラシのために毎日このページを見ることからはじめてみるのもいいかもしれません.
Posted by ysk5 at 11:28 PM | Comments (0) | TrackBack
オイディプス症候群
今回はそしてだれもいなくなったな構造を使いつつ,ミステリを哲学しながらミステリを展開していくという,自己言及的で自己生産的ないつものカケル・シリーズに仕上がっている.
本作もたいへんおいしゅうございました.やはり凡庸なミステリと比べると読み応えが違うし,すごく勉強になる.
というわけでメモ.
ナディアがさらにぞっこんになりつつある件について(比較:哲学者の密室).
……だめよ,カケル.自分だけ救われてしまうなんて.わたしを置いてきぼりにして,一人で外に出ようなんて.光が溢れた彼方の世界に,自分だけ一人で行こ
うなんて思っても無駄だわ.わたしは最後まで離れない.意気ができなくても窒息しそうになっても緊張の極限で腕の筋肉が切れそうになっても,最後まで一緒
に行くつもりなんだから.
pp.66
愛についての本質直観のための次元の切り分け.
「愛について本質直観するには,この経験を3つの次元に分けなければなりません」 「愛の3つの次元……」
「そう.たとえば自己愛の<愛>,恋愛など単独の他者にたいする<愛>,そして複数の他者にたいする隣人愛などの<愛
>.これらは愛という共通の言葉を含んでいるけれども,それぞれ本質を異にするものです.とはいえ無関係ともいえない.結論を先にいえば,これら愛
の3範疇は母と子の関係から生じる観念が分化したものなんですね」
pp.297
パノプティコンのはなし.
これをだな,S上くんに,このまえのお茶会のときに説明したかったのだ.
トップダウンな規範の創成とは精神的監獄なアプローチによって実現されていると.
一方的に見られる存在とは,ようするに客体だろう.しかし,そこに主体なるものが成立する秘密もある.逆光に照らされた独房に閉
じこめられ,不可視の監視者のまなざしにさらされた囚人は,見られているという意識を強制され続ける.その瞬間に看守から見られているため,囚人は監獄の
規律に反した行為を禁欲するのではない.見られているかもしれないという意識が囚人の行動を制約し支配する.監視する権力は内面化され囚人自身が囚人を監
視するようになる.このようにして従順きわまりない理想的な囚人が大量生産される.パノプティコンが,外面性と区別され,むしろ外面性に対立する純粋な内
面性を創造するんだ.
pp.502
Posted by ysk5 at 05:09 PM | Comments (0) | TrackBack
マルヤマ(1984)
マゴロウ・マルヤマ.佐藤 敬三(訳).”セカンド・サイバネティクス”.現代思想,Vol.12-14,pp.198-214,1984.
サイバネティクスの偉い人であるところのウィーナーがネガティブ・フィードバックに拘泥しているのはどうだろう.むしろポジティブ・フィードバックに目を向ける必要があるのではないか,という論文.
なぜセカンド・サイバネティクスと呼ぶのかについて.
逸脱増幅的な相互的因果関係(ポジティブ・フィードバック or 正のフィードバック)についての研究を,ネガティブ・フィードバックの研究と区別する意味でセカンド・サイバネティクスと呼ぶとするらしい.
ちょっとこの記述は気になるのでメモっておく.
両タイプとも,相互因果的関係をもつシステムであるから,言いかえれば相互フィードバックのシステムであるから,両者はサイバネティクスの主題に含まれ
る.しかし,1960年前後までは主に逸脱解消的システムがサイバネティクスの表題の下で研究されてきたので,そのような研究をファースト・サイバネティ
クスと考え,逸脱増幅的な相互的因果関係の研究を「セカンド・サイバネティクス」と呼ぶことにしよう.逸脱解消的相互因果過程は「形態維持」とも呼び,一
方,逸脱増幅的相互因果過程は「形態生成」と呼ぼう.
マルヤマ(1984) pp.200
サイバネティクスの枠組みは本質的に複雑な系とその振舞いの記述に耐えうるものであると,そう書かれているように思える.
逸脱増幅的相互因果過程の光の下で,因果の法則は今や,同じ条件が異なる結果を生むかもしれない,と述べる形に修正される.この修正は非決定論や確率論の
導入なしでも出来ることに注目することが重要である.逸脱増幅的相互因果過程は決定論の内部においてさえ,因果の法則を修正することを可能にする.
マルヤマ(1984) pp.201
Posted by ysk5 at 04:04 PM | Comments (0) | TrackBack
水の女
UAがすてきすぎる.
音楽がすてきすぎる.
映像もすてきすぎる.
婚約者を失った雨女が,火に安らぎを覚える男と出会う.
銭湯という場で2人は愛をはぐくむのだけど.
男は罪をしょった人間で,女はそれを水でもってして清めようとする.
というのが,要約っぽいもの.
人間の価値はどれだけ人に与えたかで決まるというのはメモっておこう.
Posted by ysk5 at 02:14 PM | Comments (0) | TrackBack
FRIED DRAGON FISH
岩井 俊二.「FRIED DRAGON FISH 」.1999年.
やたらレビューが好意的だけど.
ぼくはあんまりだった.
ドラゴンフィッシュっていう高級熱帯魚を中心に,その飼育役の男の子の淡い恋が描かれている.
しかし,なんとなくVシネマっぽい感じがあまり好きになれなかったのでした.
Posted by ysk5 at 02:10 PM | Comments (0) | TrackBack
四月物語
試みの続き.
田舎から好きな先輩を追いかけて大学まできちゃいましたなおはなし.
4月というのは出会いの象徴なのであろう.
隣人との出会い,クラスメイトとの出会い,そして大好きな先輩との待ちこがれた出会い.
これを淡々と書き綴るように,映像と音楽が流れていく.
もう少し長い時間観ていたかったような気がする.
Posted by ysk5 at 01:56 PM | Comments (0) | TrackBack
5時から猛烈な修羅場がお隣さんで展開されている件について
こうしてわたしの睡眠は4時間で区切られていく.
Posted by ysk5 at 09:16 AM | Comments (0) | TrackBack
May 03, 2005
気がつけばワイン1本空けている件について
たぶんあしたから研究モードっぽいです.
たぶんという言葉は不確定性を含むので,自戒の念を込めて,やることをリスティングしとく.
- 論文系のメモ
- お掃除
- 書籍系のメモ
- 実家に帰る
- 映像作品の感想メモ
- 余裕があればいろいろなスキャン作業
Posted by ysk5 at 11:19 PM | Comments (0) | TrackBack
雲のむこう,約束の場所
厳窟王のついでにかりてきたもの.
いちおう,システム論専攻の人間的には,物語の深層構造を読み取ろうという意図を持ってして,鑑賞する訳だけど,難解だ.
まず,二元論的に理想としての彼岸と現実としての世界を対比しているのではないかなと思った.
として考えるとき,彼岸の象徴である塔を破壊することは,つまり,理想に溺れることからの脱却という,いわゆる思春期から青春期への成長を示しているのか.
途中,塔の影響力が高まるのは,つまりはモラトリアムである考えのわたしという世界への侵攻を意味するのか.
うーん.よくわからん.
深層構造にこだわりたいのは,物語を書く作者の意図を感じたいから,というのが大きい.
ある物語でもってして,書かれていることと,伝えたいことはイコールである必要はなくて.
むしろ,伝えたいことを伝えるために書くというのが真であろうと,ぼくは思う.
だからして,作者の意図と意志を感じることができない自分を恨む.
Posted by ysk5 at 11:04 PM | Comments (0) | TrackBack
キュヴェ・サン・ボディール
オイディプス症候群読んでたら,フランス分を補給したくなったので.
ぼくの血液はワインでできてますから.
ともあれキュヴェさん,こんにちは.
甘く切ないナディア・モガールの恋心のようなすてきなときをともにすごしましょう.
追記.
キュヴェさんはテーブルワインとあるように,軽口なのでした.
SEIYU Fine Selectな生ハムと一緒にいただくと,おいしゅうございます.
というか,すごしましょうと言いつつ,1日でお別れをするのでした.
Posted by ysk5 at 08:09 PM | Comments (0) | TrackBack
シェキ大
Posted by ysk5 at 08:07 PM | Comments (0) | TrackBack
むしゃくしゃして
もっさんのオルタナティブであるところのAKINOを買ってきた.
これをもっさんが歌ってくれたならと,そう思いながら,聴くのです.
Posted by ysk5 at 07:55 PM | Comments (0) | TrackBack
May 02, 2005
充実していると錯覚しそうな1日
きょうはお昼ぐらいからS上くんと少々デート.
クックを買いました.
そのごお仕事をこなしたら,中学の友達から電話があって,地元でぬんできた.
社会人さま,いつもありがとうございます.
そして家に帰る前に華麗に岩井作品2作と,菅野よう子音楽作品を1作レンタルしてくると.
まったく研究してないけどな.
オイディプス症候群読んでクソして風呂はいって寝る.
Posted by ysk5 at 11:08 PM | Comments (0) | TrackBack
May 01, 2005
さいきんのおつまみ
生ハムが小ブームをむかえつつあります.
センセもおっしゃっていたけれど,我慢して苦しくすごすよりも,楽しくすてきな人生を送った方が,よいと思うのですよ.
IEよりVEです.
Posted by ysk5 at 11:14 PM | Comments (0) | TrackBack
俺的しおり
ここまで観た.
厳窟王 #01-04
子供のときに当然のごとく原作を読んでいるのだけど,かなり面白い.
Posted by ysk5 at 11:05 PM | Comments (0) | TrackBack
秋刀魚の味
薦められたものを観る企画その2.
親が父親しかいない家庭において,娘が嫁に嫁ぐはなし.
はじめは,嫁がせる気はなかったが,同様の境遇である恩師のようすから,葛藤を伴って,嫁がせることを決心する.
一悶着あったが,結局娘は無事嫁ぐことになる.
娘との別れ.
これを昔の懐かしさの象徴としての軍艦マーチをうまく使いながら,表現している.
”秋刀魚の味”とは,これも妻や昔,その懐かしさの象徴としての表現であろう.
人生は結局はひとりぼっち.
記録者であり記憶者である,家族との別れ.それは幸せであり,また悲しみでもある.
非常にすてきな作品だと思った.
派手なものはまったくないのだけども,画面から目を離すことはなかった.
主題のほかにも,世情の描写がすばらしい.
ある種の断絶,これが描かれていて,胸が詰まる.
これは現代にも言えることではないかと.
作品自体とは関係がないけれど.
やたら酒を飲むシーンがあって,よいです.Torysなバーとかいいね.
ともあれ,他の作品も観てみようと思う.
Posted by ysk5 at 09:46 PM | Comments (0) | TrackBack
銀行
なんとなしに中の人に感謝の念を.
http://www.btm.co.jp/info/20050414.htm
Posted by ysk5 at 04:57 PM | Comments (0) | TrackBack
花とアリス
映像作品の鑑賞のしかたがいまいちわからないので,これの理解を目指す試み.
これは,たぶん,ひとつのdouble-loop learningの企て.
ということで,始めよう.
岩井 俊二監督をお薦めされたので,観てみた.
たぶん本編の半分以上を涙を流しつつすごした.
まず,画が絵であり写真であり,美しい.あと音楽が素敵すぎる.
散文というか,スケッチブックに書き連ねた落書きというか,それともとりためた写真をまぜこぜにして1枚1枚とりだしていくような.
それぞれの要素が緩やかなつながりをもってして,ひとつの「花とアリス」という作品になっていて.
たぶんこの作品では,何かを伝えたいというよりかは,何かを感じてほしいという意図があるのではないか.ぼくは青春の,その美しさを感じた.
岩井 俊二監督の作品をずびびと観てみることに決めた.
最後に.
蒼井 優が素敵すぎて困ります.
Posted by ysk5 at 01:34 PM | Comments (0) | TrackBack